鑑定例心霊鑑定1 - 幸せのメッセンジャー

鑑定例Ⅰ
本山で先祖供養をすることが決まった日に電化製品が故障しました。何らかの障りでしょうか？
尚、家族が新興宗教の信者中です。

得卦　雷山小過　四爻変
易経には「問題はない。出すぎることなく応じる。進んで応じれば危うい。必ず用心すべである。同じ態度を固持してはならない」とあります。

雷山小過は下卦が山、上卦が雷であり、雷が山頂にあり、雷鳴が小さすぎることから小さな過失を表し、積極的に行動するならば災いが起きる衰運を表します。
またこの卦は陽爻が二つ、陰爻が四つであることから陰の力が少し強いことを表しています。
この場合には、迷っている心霊が自分たちの苦悩を伝えようとしても、依頼者に伝わらない状態にあることや、迷っている心霊の力が強いことを表していると思われます。

四爻変の場合には、自ら進んで凶事を招く出す恐れの強いことや目下の者を信用しすぎたことから災いが起きることを表します。また外部からの誘惑に惑わされて家庭に災いが起きる場合もあります。

「問題はない」とは、君主を補佐することに専念して小人の媚びへつらいに対して断固とした姿勢をとっても問題はないことを表します。
この場合には、信仰心を強く持ち、迷っている心霊の起こす障りに惑わされるべきではないことを表していると思われます。

「出すぎることなく応じる。進んで応じれば危うい。」とは、下心を持つ小人に積極的に近付くならば、危ういことを表します。
この場合には迷っている心霊の起こした障りに惑わされるならば、より大きな障りを招く事を表していると思われます。

「同じ態度を固持してはならない」とは、小人の媚びへつらいに対して断固とした姿勢をとるならば、頑な態度になりやすいことから臨機応変に対処すべきことを表しています。
この場合には、迷っている心霊を排除しなければならないとの考えるべきではないことを表していると思われます。

鑑定例Ⅱ
障りを起こしたのは先祖霊でしょうか？
得卦　震為雷　上爻変

易経には「雷に遭って茫然とし、きょろきょろと落ち着かない。進めば凶。雷が我が身にではなく、隣に落ちたので問題はない。親類から小言をいわれる」とあります。

震為雷は、冷静さを失わないことの大切さや突発的に驚くようなことがあっても実害はないことや多忙な割には実績が残らないことを表します。また、変動が多く、驚くようなことが重なることを表します。
この場合には、依頼者が先祖供養をされることにご先祖が動揺されていることを表していると思われます。これは少し解説が必要と思われますが、迷っている心霊のすべてが供養を求めているのではなく、神仏に反発されている心霊や神仏の力を恐れる心霊もいます。

上爻変の場合には、思慮分別することができずないことや驚きのあまり正気を失うことを表します。

「雷に遭って茫然とし、きょろきょろと落ち着かない。」とは、驚愕の極みを表し、「進めば凶。」とは、狼狽して何をすれば分からなくなっていることを表します。
この場合には、依頼者が先祖供養をされることにご先祖が激しく動揺されていることを表していると思われます。

「雷が我が身にではなく、隣に落ちたので問題はない。」とは、自分の身に災いが降りかからずに隣まで迫っていることから慎重になるべきことを表します。

この場合には、生きている人間を惑わしている心霊には神仏は厳しい指導をされることはありますが、ご先祖の方々は生きている人間を惑わしてはいないことから、神仏はご先祖の方々が成仏できるように導かれることを表していると思われます。

「親類から小言をいわれる」とは、その慎重さを親類から咎められても仕方がないことを表します。
この場合にはご先祖が神仏のお力を恐れて必要以上に恐れ慎むことを表していると思われます。

まとめますと、依頼者のご先祖の多くは生前に信仰とは無縁に生きられた方のではないかと思われます。そのため、神仏に生前の行いを厳しく咎められるのではないかとの疑心暗鬼が強く、依頼者が本山で先祖供養されることに激しく動揺されたことを表していると思われます。

しかし、神仏はご先祖の方々が成仏できるように導かれると思われますので、供養を継続されるならば、ご先祖は徐々に成仏されると思われます。

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