易やトランプ、タロット・カードでの鑑定では、原則として個人を特定できるような情報をお知らせ頂く必要はありません。お申し込みもハンドルネームで支障はなく、相手がある場合にもAさん、Bさんで何の支障もありません。しかし、相談者が何も語らなくても相談者の悩みを言い当て、その結果の予測や解決策を助言することは非常に難しいことです。
 占いで表されることは常に抽象的です。例えば、ハート2には、深い魂の結びつきを表します。この意味から恋愛やセックス、信頼、結婚と言った意味となり、裏返しとして感情的に流されやすい、別れ、関係の破綻などの意味となります。
 更に発展させるならば、幸運、楽しい家庭、幸せの始まり、援助や協力、2人だけの幸せ、祝福されぬ恋と言った解釈も可能となります。しかし、カードが本来表していてるのは親密な関係です。そのため、占いにおいては、鑑定結果と事実関係の関連を適確に判断出来るか、出来ないかが、占い師としての技量となります。
 トランプ占いの場合には複数のカードを使用しますので、お互いのカードの関連からある程度はどの意味を選択すべきかは推測できますが、対象となる人物の状況が全く不明な状況では、具体的に何を表しているかの判断は難しくなります。分かることは対象となる人物がどのような状況にあるかだけです。
 例えば若い男女を占ったと仮定してハート2がでたならば、親密な関係であることは分かっても、どのような関係であるかを推測するには、対象者の状況を知ることが必要となります。例えば、中学生や70を過ぎた老人であならば、よほど特殊なカードの配列にならない限りは、肉体関係を考慮しませんが、これが20代の男女となれば、肉体関係にまで発展している可能性が高くなります。
 また同じような例としては、離別を表すスペード3があります。十代の男女交際を占ってスペード3を得たならば別れと解釈すべき可能性が高くなりますが、これが夫婦関係となれば、関係の悪化や破綻を表していると解釈することはできても、離婚と判断できる可能性は低くなります。特に熟年夫婦の場合には、関係の破綻や離別を表すカードで埋め尽くされた場合を除けば、まず離婚にまで至ることはありません。つまり、熟年夫婦の場合には、利害関係や現実的な問題から関係が決定的に悪化しても離婚に至ることはほとんどありません。
 他にも過去の事例では、試験に合格しているかを占って非常に落胆していると思われる結果を得ても、何も分からない状況では、それが試験に合格しなかったことを落胆しているのか、補欠合格となったことから落胆しているのか、第一志望に合格できなかったから落胆しているのかまでを判断することは難しくなります。
 結論としては、占いの鑑定に必要な情報は対象となる人物の社会的な立場(年齢・性別・職業など)であると言えます。他に鑑定内容によって家庭や職場の状況などが必要となる場合があります。

尚、星占いの鑑定をご希望の場合には、年月日と出生時間、出生地、出生地から遠く離れた土地にお住まいの場合には現住所(市町村名までの情報)の情報が必要となります。
また、風水の鑑定の際には住所や家族構成、住居を建築された時期、移転された時期、ご家族の生まれ年などの個人情報、建築図面、周囲の環境を写した写真などの情報が必要となります。
まずは御気軽にご相談ください。