腕念誦の切れた理由

以前より仕事のことを中心にご相談を受けていた方から腕念誦が切れてしまったが、何か悪いことの前兆なのかとのご相談を受けましたので易・三変筮で占ってみました。


火地晋 三爻変
易経には「仲間から信頼されて悔いがなくなる。」とあります。

この卦の一般的な解釈としては、進むことや昇り進むことを表していると考えます。そして三爻変の場合には、素直に援助を求めるべき状況を表しています。

君主に近付こうとしても権勢を誇る者が立ちはだかり、君主に近付けない状態ではありますが、志を同じくする仲間と共に進むことで困難な状況を打開できることを表します。

そのため、仲間から信頼されることが大切であり、仲間から信頼されないと大凶となることを表しています。

この卦は、君主に近付こうとしても権勢を誇る者が立ちはだかり、君主に近付けない状態を表しますが、お聞きしているお話では、社長の取り巻きとも言える幹部が権勢を誇っているとのお話ですので現在の状況を表していると思われます。

しかし、この卦は志を同じくする仲間と共に進むことで困難な状況を打開できることを表します。そのため、取り巻きからのいじめにも近い状況から守って頂いていた御神霊のお役目が終わり、人を取り纏める役目や発展のお役目の方をお迎えすべきことを表しているのではないかと思われます。

また、この卦は、上が「離」下が「坤」の卦です。そして三爻は、「坤」の一番上にあり、「坤」から「離」に移ろうする位にあります。

坤は、従順の徳を表し、外柔内剛で地味に努力する徳を表します。また離は、輝きや光明を表します。そのため、三爻変は地道に努力する段階から輝かしい段階に移ろうとしている段階であると言えます。

つまり、下積みとも言える「坤」の状態から輝かしい活躍を表す「離」の段階に移ろうとしていることを表すことから腕念誦の役目が終ったと解釈されます。

いずれにしても、この卦は盛運や運気の上昇を表す卦ですので心配はありません。

まずは御気軽にご相談ください。